きょうのにっき






 





 






 





 











自転車道中膝栗毛











 







 







 






















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LEMOND Maillot Jaune Classic Part II.

by アカサカサイクル編C長

photo (C) てんちょ




 編C長がこのレモンで記録した平坦路での最高速度は57・7km/h。荒川土手でもがいているうち、ふとマビックのサイクルコンピュータに視線を落としたら、いつの間にかそれだけのスピードに達していた。カーボンフレームのように一気に高速域に入っていくことこそできないが、クロモリ独特の踏み応えとともに加速してゆく感触が心地よい
 一見カーボン製であるかのようなエリートのボトルケージ、実はアルミにカーボン風の合繊柄を施したもの。てんちょ曰く「ああ、カーボン柄ケージね」。
 本物のカーボン製ボトルケージは別のバイクで使用しているが、派手な落車までいかずとも、ちょっと横倒しになっただけでポキリといく恐れが常にある。もともと、プロロードレース用に「とにかく1gでも軽く」と考案されたのがカーボン製。ヒルクライムに命を懸けているサイクリストでもない限り、素人が無理して購入するほどのものではない。
 シートチューブのケージに突っ込んであるのは、23mmのユッチンソン・カーボンコンプのチューブラータイヤ。いまのところ、安心感、つまり段差での強さ、すなわち震動減衰性ではこれがピカイチだ。


 マビックのホイール、コズミックカーボンは05年よりデザインが変わった。あくまでも好みの問題ながら、編C長としてはこの04年版のほうがシンプルでレーシーなイメージが強いように思う。
 デザインに対する印象では、このバイクに搭載しているシマノの9速アルテグラについても同様である。デュラエースもそうだが、見た目なら絶対に現在の10速より9速のほうがカッコイイ。ただし、性能と使い勝手では……この続きは別のバイクをご紹介するときに。


 このサドルはセッレ・イタリアの04年版ストリカのブラック。レモンを組むことにしたときから、サドルは絶対にこれにしようと決めていた。皮革が鋲打ちされたスタイルは極めてクラシカルだが、尻の形に合わせてしなる感触は最新式そのもの。チタンレールが採用されており、重量190g、価格1万7850円。
 ファーストロットはブラウンばかりが大量に輸入され、このブラックは卸屋にもほとんどなかった。都内のショップを駈けずり回った果て、ようやく御徒町の「O」で1個だけ販売されているのを発見したときには、思わず飛び上がりたくなったもの。なお、このシリーズは05年版から鋲ではなく、ホチキスの歯を使用したタイプにモデルチェンジしている。


 ヘッドチューブに映えるグレッグ・レモンのブランドマーク。レモンは86、89、90年と3度にわたってツール・ド・フランスで総合優勝を果たしている。86年は同じラ・ヴィ・クレールの「帝王」ベルナール・イノーとの確執を乗り越え、89年には再起不能とも言われた猟銃事故から奇跡のカムバックを果たし、最終ステージの個人タイムトライアルでツール史上最も僅差でローラン・フィニョンを逆転。さらに90年にはクラウディオ・キアプッチと凄絶なデッドヒートを繰り広げるなど、どの優勝も極めてドラマチックだった。
 そのレモン、現役時代は常にクロモリチューブにこだわっていた。レーシーながらコンフォートでもある独特の乗り味は、レモンが自身の経験から培った主義と哲学の賜物だろう。


 フロントフォークにはOCLVカーボンを採用している。現役時代、ツールに初めてDHバーを持ち込むなど、さまざまな技術革新をもたらしことで知られるレモン。04年以降はフレームにもこのカーボン、チタンを導入し、他のブランドにはないハイブリッドフレームの開発に邁進するようになる。
 ちなみに、この04年版Maillot Jaune Classicは06年現在すでに絶版。カーボンやチタンもいいが、この11万5000円というコストパフォーマンスの高いクロモリフレームの製造も続けてほしい、と思うのは編C長だけだろうか。


 クロモリにこだわったレモンは、現在のプロロードシーンに対して極めて批判的だ。現に03年のツール100周年のパレードにも、生存しているチャンピオンとしてただひとり出席しなかった。
 自分がツールの優勝から遠ざかった91年以降、「この世界では当たり前のようにドーピングが行われていると感じるようになった」とレモンは言う。「ただ速く走れればいい。最近はそれだけになってしまっている。特にトップの選手たちは、スポーツではなくビジネスをしているかのようだ」と。
 そうした科白を自分への批判と受けとめたランス・アームストロングは、自著「毎秒が生きるチャンス!」でレモンを批判。ファンとしては淋しい話である。


 編C長がレモン専用に着ているヴィーニ・カルディローラのジャージ。スカイパーフェクTVでプロロードレースを観戦するようになった03年、最初にいちばんカッコイイ! というインパクトを受けたジャージがこれだった。
 03年はエースのステファノ・ガルゼッリがジロで総合2位。ガルゼッリは長年マルコ・パンターニのアシストを務め、00年に初めてジロで総合優勝を果たしたイケメンのイタリア人選手だ。


 ヴィーニ・カルディローラはワイン専門の酒販店。背中のイラストがいかにもイタリアっぽい印象を与える。なお、バイクは03年がカレラ、04年がデローザで、実際にはレモンとは契約していない。プロツアー制が導入された05年からはプロチームのカテゴリーからも外され、ガルゼッリもチームを離れた。いま一度の奮起が望まれる。

2006 / 02 / 25 (土)



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