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妻もペダルも踏み越えて 広島死闘編









 








 















 











元新聞記者 上野さんのひとりごと





















 















論争はだめ?

○1995年4月号掲載

 新聞社に電話してくる読者を相手に、満足していただけるような応対をするのは非常に難しい。その理由は、大半の読者が不平不満をぶつけたいからだ。

 最近、中年男性と思われるファンから苦情を聞かされ、困った経験をした。大相撲の大阪場所の14日目のこと。曙が若乃花に負けて初の黒星を喫し、貴乃花と1敗で並んだ日だった。「腹が立ってしょうがない。若乃花が勝った瞬間、それを見ていた貴乃花がにやっと笑った。そりゃ、兄貴に援護されてうれしいのはわかるが、横綱として恥ずかしくないか。朝日はこの問題をどう扱う」とまくしたてられた。

 正直、困惑した。私の腹の中では「笑顔くらいいいじゃないか。何が問題なんだ」という怒りに近いものが芽生えていたが、それをストレートに言うわけにはいかない。「お気持ちはわかりますが、大目に見て下さい。新聞社としても静観するだけです」と当たり障りのない返答をしておいた。

 こんなのもあった。朝日川柳への不満だ。「出雲から出稼ぎにくる…」という内容で、島根県の出雲市長をしていた岩國哲人氏が東京都知事選に出馬したのを詠んだ句だった。その朝、中年の女性から、「朝日があんなからかったような句を載せるなんてがっかりしました。岩國さんが出馬してはいけないとでもいうのですか。こんな句がすんなり通ってしまうから、日本人は島国根性が強いと揶揄されるのです」と怒られた。

 この抗議を受けた直後、ひどく混乱したのを思い出す。「あなたは川柳がわかってるのか。からかいも一つの味だろう」とよっぽど反論しようと思ったが、ぐっとこらえた。記者生活18年。部数をなるべく減らさないような応対を、が私の持論だからだ。

「大阪弁を使う社会面の4コマ漫画は下品だ。やめさせろ」とは東京の読者。これには「大阪弁もまた味わいがありますよ」と答えた。読者の不平不満は様々だ。


※団体や個人の名称、役職等はすべて当時のまま。

2007 / 09 / 10 (月)



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