きょうのにっき






 





 






 





 











自転車道中膝栗毛











 







 







 






















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cannondale Six13 Saeco team replica Part I.

by アカサカサイクル編C長

photo (C) てんちょ




 2003年とはプロロードレースの世界において、アメリカ人のランス・アームストロングがツール・ド・フランスで5連覇を達成した年として記憶されている。しかし、ヨーロッパのファンにとっては、そのツールの2カ月前の5月、ジロ・デ・イタリアでジルベルト・シモーニが復活したシーズンだったのではないだろうか。前年のジロをドーピングで追われたシモーニは、2位に7分以上の差をつける独走で総合優勝。「来たくないのに無理矢理連れて来られた」というツールでは早々に大きく遅れたものの、第14ステージに優勝し、完走を果たして意地を見せた。
 前置きが長くなったが、その03年のツールでシモーニが駆っていたバイクがこのSix13である。市販モデルはSaeco team replicaと命名されているが、本物とまったく変わらない。ジロで使用していたキャノンデールのアルミの名品CAAD7に代えて、同社では初めてのカーボンとのコンポジットフレームで登場。カンパニョーロ・レコードで組んだ総重量がUCI(国際自転車競技連盟)の規定した最低車重6・8kgを下回るため、トップチューブに重りが取り付けられて注目を集めた。杓子定規な旧弊に挑戦する最新鋭のフレーム、というとカッコイイけれど、どうやらこれは宣伝を狙ったキャノンデールならではのギミックだった可能性が高い。
 ともかく、そうしたイメージ戦略が功を奏してか、このフレームは大変な注目を集め、爆発的な売れ行きを示した。日本では04年4月から「サイクルスポーツ」が先行情報を伝えて、同年6月には試乗リポートを掲載。おかげで翌05年初春、日本で発売されるや否や、ファーストロットはほとんどあっという間に売り切れとなっている。まんまと乗せられた編C長が購入したのはノーマルBB仕様のフレームで、お値段は27万3000円也。


 蜘蛛の巣のペイントが施されたエアロ形状のハンドルは、チネリが05年にリリースしたラムのオートグラフ・シリーズのシモーニ・ヴァージョンである。イタリア屈指のクライマー、シモーニは蜘蛛男(スパイダーマン)と異名を取って、03年のジロでも実際にこのハンドルを使っていた。
 右側にシモーニのサインとシリアル・ナンバー203が入っている。オーダーを受けてからハンド・ペイントしているためで、値段は実に12万3900円。恐らく、いま購入できるハンドルでは最も高価なものだろう。そういう代物を注文したユーザーのうち、編C長は世界で203人目だったということである。
 この美しいペイントは、イタリアのアルテック・デザインによるもの。ちなみに、03年のジロでは、シモーニがCAAD7のフレームとフォークにも同様のデザインを施している。それも、シモーニが独走を始めた終盤、5日間で仕上げたというから、さすが数多の歴史的名画を生み出した国と言うべきか。なお、当時サエコでチームメートだったファビオ・サッキのために、豹のペイントを施したハンドルもつくられ、こちらも販売された。


 ハンドルを前から捉えたカット。真ん中のマウントに搭載されているサイクルコンピュータは、これも05年から発売されたポラールのS625Xだ。それまでの最高級モデルだったS720iよりも操作が簡便になり、使い易さの上でキャットアイに近づいている。
 最大の特徴はトライアスリートのニーズに答え、バイクだけでなくランニングのデータも測れるようになったことだ。スニーカーにフット・ポッドを装着すれば、時速をはじめMx、Av、Dis、Tripなどバイクと同じデータが計測される。
 最近では、この機能性に着目した陸上選手の間でも使われるようになった。5万2290円もするコンピュータは、そういうプロに使われてこそ真価を発揮する。


 セッレ・サンマルコのアスピデ・コンポジットAは、重量100gと同社でも最軽量を誇る。カーボンを使用した極薄プラットフォームが特徴で、中空チタンレールを採用。04年、3万6540円でリリースされた。
 比較的硬いサドルを好む編C長だが、この硬さだけは群を抜いており、一時はあまりの尻の痛みに使用を諦めていたほど。しかし、チネリのシートピラー、ラム・レッジセッラに乗せることによって、その痛みを軽減することに成功した。このピラーの効能についてはPartII,に譲りたい。


 BB周りとチェーンステー。このSix13には発売当時、独自のホログラム・チェーンホイールとオリジナルBBをモデルもあった。が、33万6000円と割高感が強く、見た目にもカンパニョーロで組んだほうがしっくりすると考え、6万3000円安くつくノーマルBBのモデルを選んだ次第。
 チェーンステーはアルミで、剛性感と加速性の鋭さを感じさせる。次回は、フレームの前三角、トップ、ダウン、シートチューブにおいて、そのアルミとカーボンとをどのように組み合わせているのかに言及しよう。

2006 / 09 / 02 (土)



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