きょうのにっき






 





 






 





 











自転車道中膝栗毛











 







 







 






















Bike Museum













































妻もペダルも踏み越えて 広島死闘編









 








 















 











元新聞記者 上野さんのひとりごと





















 















FA制が骨抜き状態に

○1995年12月号掲載

 プロ野球界がちょっと変だ。労組選手会が長年の交渉の末に勝ち取ったフリーエージェント(FA)制が、ここにきて「骨抜き」の状態になっている。権利の使い道がどうもいびつになっているようなのだ。

 危うさを内包した制度であることは初めから予想されていた。入団時に好きな球団を選べなかった(今はドラフト1・2位の大学・社会人選手に限り希望球団を逆指名できる)選手たちのために、一定の条件付きで移籍の自由を保障するのがFA制の狙いだった。

 ところが、移籍してほしくない一部有力選手に対し、球団側が高年俸を提示して引き留めを図る風潮が高まったため、米大リーグに追随するような年俸インフレ時代に突入した。あげくの果てに、先の見えた高年俸ベテランの首切りが始まった。

 象徴的な例が西武の辻だ。押しも押されもせぬ名二塁手だったのに、37歳の年齢と2億円の年俸が嫌われた。辻を売り出そうにも、相手が「そんな高価なロートルはいいや」とトレードに応じてくれない。

 かといって、大幅減俸は野球協約(25%を越える減額は原則としてできない)に触れる。こうなると、球団が取る手は戦力外通告、すなわちクビということになる。球団の身勝手さを指摘したくなるが、資本の論理とはいつもこんなものだ。

 選手側は防衛策を講じねばならない。FAの権利をちらつかせての年俸引き上げは自分の首を絞める、と計算すれば、選択の余地は当然狭まる。FA宣言をあきらめるか、宣言しても年俸を現状維持程度にとどめ、今いる球団に残る方法を選ぶだろう。

 FA制は本来、年俸つり上げの手段ではなかったのに、いつの間にかそう見られるようになっている。そのせいか、このオフにFA宣言して他球団に移籍したのは、河野(日本ハム)と仲田(阪神)の二人だけだった。昨年の六人から大幅に減った。移籍の自由は魅力じゃなくなったのか。


※団体や個人の名称、役職等はすべて当時のまま。

2008 / 02 / 15 (金)



<< pre  | 

ブログ招待席















 





 




 


 






 




member profile


稿



COPYRIGHT (C) akasaka-cycle.com All rights reserved.